こんにちは。steamc1awです。
2023年は長期出張が多く入ってしまったり、せっかくの週末も天気がイマイチだったりと登山はスローペース。ようやく登りに行けたと思ったら様々なアクシデントに見舞われてブログのための写真素材が撮影できず…ということを繰り返しているうちに随分とブログもご無沙汰になってしまいました😰
しかも、ようやく夏山シーズンになろうかという7月上旬に夫婦揃ってコロナウイルスに感染、まるまる2週間近くも行動不能に陥るという失態を演じる羽目に。ただでさえ体力練成がキチンとできていないところにコロナによる筋力退化が重なっているので、2023年は無理せずリハビリということに決め、北アルプスは上高地エリアでも初心者向けの山となる「焼岳」に登ってきました。
山名 | 焼岳 |
山域 | 穂高連峰 |
標高 | 2,455m |
登山日 | 2023年8月12日 |
天候 | 晴れ |
備考 | 日本百名山 |
中の湯温泉から登る焼岳の魅力
- 火山湖や火山ガスの噴気など活火山ならではの奇景
- 2,500メートルに満たない標高ながら上高地エリアの絶景も楽しめる
- 穂高連峰では珍しい手頃なコースタイム、登山口までマイカーでアクセス可能
- 急傾斜地、ガレ場、痩せ尾根など高難易度区間がほとんどない
焼岳について
焼岳(やけだけ)は、飛騨山脈の長野県と岐阜県にまたがる標高2,455 mの活火山で、別名は硫黄岳。常時観測火山に指定され、日本百名山に選定されている。焼岳は飛騨山脈の中では最も活動の激しい活火山で、最新のマグマ噴火は約2000年前と推測される。
Wikipediaより
計画した登山ルート
焼岳は西穂高岳岳の南、穂高連峰の南端近くに位置しています。西穂高岳から南下してくる縦走コースのほか、上高地からアプローチするコース、岐阜県側の中尾温泉からアプローチするコース、そして南の中の湯温泉からアプローチするコースがあり、コースの選択肢は豊富。
このうち、縦走コースは健脚でなければ日帰りは厳しい(上高地バスターミナル発着、西穂山荘経由で標準コースタイムにて11時間近く)でしょう。残りのコースはいずれもピストン登山にて日帰り可能ですが、上高地はマイカー規制が敷かれているためパーク・アンド・ライドによるアクセスとなります。今回はマイカーにてアクセス可能なコースのうち、関東よりの中の湯温泉コースを選択しました。
総歩行距離 | 7キロメートル前後 |
総獲得標高 | ⬆842メートル | ⬇844メートル |
標準コースタイム | 5時間ほど(ヤマケイオンライン) |
危険箇所 | 山頂付近に火山ガス噴出口 ガレ場、岩場、鎖場などの危険箇所はなし |
中の湯温泉へのアクセス
登山口は国道158号線、安房峠に向かう旧道の中腹にあり、公共交通機関によるアクセスは不可となります。また、安房峠の旧道が冬季(11月から4月)閉鎖になるため、冬季になるとマイカーによる登山口への直接アクセスも不可になることに留意しましょう。
自家用車によるアクセス
関東近郊からアクセスする場合、中央自動車道から長野自動車道を経て松本インターチェンジにて下車し、一般道を上高地方面へ。上高地へのアクセス口となるさわんど温泉を通過して釜トンネル手前を左折すると、間もなく安房峠への旧道です。
この旧道入口ですが目立たないうえに、見落としてスルーするとすぐ先にある安房トンネルに吸い込まれてしまい、決して安くない通行料金(普通車片道料金790円也)を払う羽目になります。しかも安房トンネルを往復すると追加料金発生、かといって旧道を通ると安房峠を越えなければならず大幅タイムロスという、どちらを選んでも負けな二択を迫られることに注意。
新中の湯コースの登山口ですが、駐車場といっても登山口前の路肩が拡張された程度の小規模な駐車スペースがあるのみ。あとは登山口の前後の道路脇に路駐することになります。トイレも設置されていないので、事前に沢渡またはあかんだなの駐車場で用を済ませておいたほうが良いでしょう。
駐車台数 | 15台前後 + 路駐 |
駐車料金 | 無料 |
トイレ | なし |
座標 | 36.20429441905955 | 137.59862569759133 |
公共交通機関によるアクセス
公共交通機関によるアクセスですが、(1)中の湯温泉旅館に前泊することで、松本駅からの送迎バスを利用する(温泉から登山口まで20分)、もしくは(2)中の湯バス停から国道158号線を登山口まで徒歩移動する(バス停から登山口まで70分)かのいずれかになります。
中の湯バス停はあかんだな駐車場からの濃飛バス、さわんど駐車場からのアルピコ交通いずれもが乗入れしており登山シーズンにはバスの乗降りに苦労はしないはず。一方で、そのまま上高地まで行けば上高地コースで焼岳に登ることができるのに、わざわざ登山口へのアプローチに70分かけてまで中の湯コースから登りたいかというと微妙だろうなと思います。焼岳の登山コースを全制覇したいという奇特な人でもない限り、マイカー登山者向けコースでしょう。
焼岳山行の記録
新中の湯登山口から2,030メートル広場
新中の湯登山口には5時30分過ぎに到着。あまり期待はしていませんでしたが、すでに登山口前の駐車スペースは埋まっており、登山口の上下路上に路駐車の列が伸びている状態。我々も登山口を過ぎて、徒歩3分ほどの場所に路駐スペースを確保して登り始めます。
まず目指すのは90分ほど歩いた先にある2,030メートル広場なる平場(ネットでりんどう平の表記をみるが、これは旧中の湯コース上の地名のはず)。そこまでは比較的単調な登りが続く登山道となります。登山口からしばらくは比較的なだらかな傾斜ですが、じきにうねうねした登りに。しばらくの辛抱なのでじっくり登りましょう。
そこそこの傾斜が続きますが、登山道はよく整備されており、例えば岩がゴロゴロしていて歩きづらいということはありません。また、登り一辺倒というわけではなく、ところどころ平坦な区間があり足を休めることができます。初心者でも安心して登っていくことができるでしょう。
さすが登山口が標高1,600メートルを超えているだけあって、歩きはじめは寒さを感じましたが、登っていくうちに体もポカポカ温まってきます。登山口で羽織っていた軽量アウターは、登りはじめて30分もしないうちに脱ぐ羽目に。
正直、傾斜の緩急がある他はひたすら展望のない樹林帯を登っていくという特筆すべきものがないコースなので、この「新」中の湯コースについてでも書いておきましょう。
もともと中の湯温泉旅館は国道158号線と釜トンネルの分岐付近、梓川沿いに立地しており、そこから旧中の湯コースが2,030メートル広場の山頂側まで続いていました。ところが1995年の2月、安房トンネル工事の影響のため水蒸気爆発が発生。対岸60メートル先にある国道158号線の中の湯洞門上まで直径50センチの岩塊が噴出するというこの事故のため、中の湯温泉旅館は現在の位置に移転。あわせて中の湯コースも移転したという次第。
ちなみに、その中の湯温泉旅館、移転後にボーリングにて新しい源泉を探すも芳しい結果が得られず、移転前の源泉をポンプで汲み上げて利用しているのだそう。
付け替えによって放棄された旧中の湯コースですが、廃道となって20年ほど経過したいま、意外なことに登山レポートすら殆ど見つからない有様。こういう廃登山道は物好きが登っていそうなものですが、ヤマレコを見てもトレースついていません。立入禁止の焼岳南峰にはトレースついてるのにw
登山口が中の湯バス停付近にあることから、公共交通機関を使って中尾温泉や上高地から焼岳登頂したのちに、ピストンせず降下するには選択肢として有力なコースになりうると思うのですが、よほど崩落が酷いのかもしれませんね🤔
さて、登山道ですが、何度目かの平坦区間に入り、木々の先にある視界がひらけてきたら広場がもう近いという合図。ここまで来るとようやく樹林の合間から焼岳の雄姿がチラチラ見えるようになりますが、広場に出てしまえば好きなだけ幾らでも堪能できますから、先を急いでしまいましょう。
2,030メートル広場ですが、15人ほどが休憩できそうなくらいの小さな平場となります。ここから90分ほど焼岳の斜面を登りっぱなしになるので、時間によっては食事を兼ねて大休止をとっても良さそうですが、日が登ってくると目ぼしい遮蔽物もなく、カンカン照りで干されてしまいかねない点には注意したほうがよいかもしれません。
広場からは樹林帯の向こうに焼岳の南峰・北峰(正確には北峰手前の岩稜)。なだらかに美しいカーブを描く南峰・北峰の鞍部とは対象的に焼岳の両ピーク、特に北峰は質量感ある岩塊となって聳え立っており、この距離からでも迫力満点。また、北峰の直下には火山ガスの噴出口があり、広場からも噴気が立ちのぼっていることが確認できます。
2,030メートル広場から焼岳山頂
2,030メートル広場から先に進むと、再び樹林帯ですが距離は短く、抜けるのに10分もかからないでしょう。斜面が大きく抉れた下堀沢に出会ったところで旧中の湯コースに合流。下山時に道間違えしないようにとの配慮か、ここにはロープが張られています。
下堀沢沿いに竹藪と灌木に囲まれた登山道を登っていくと、ついに視界が開けます。先ほどから下堀沢の向こうに奥穂高岳を望むことができていましたが、今度は振り返って正面右手に霞沢岳。
ここからは樹林帯に覆われているかのようにみえますが、稜線はハイマツ帯になっているようです。しかし、上高地バスターミナル直上に聳え立っているくせに正規登山ルートは徳本峠経由で山頂まで往路コースタイム7時間、復路5時間30分の合計12時間30分という大変微妙なアクセスであり、いずれ登ってみたいとは思いつつも先ずは穂高連峰(北穂高岳とか)を優先せざるをえません。
登山道のほうは灌木帯やクマササ藪を出たり入ったりしながら下堀沢沿いに山頂までの距離を詰めていきます。下堀沢に出会ってから数分すれば灌木帯もほぼ抜けますが、ここから始まるのは暑さとの戦い。この時点でまだ8時台ですが、ジリジリ照りつける日射しで体温は急上昇。
たまに下堀沢沿いに風が吹き上げてきてつかの間の涼しさをもたらしてくれますが、まあ暑いのなんのって。皆さん汗だくになりながらの登山です。
このあたりから登山道脇には花期を迎えた植物が目立ち始めます。特に目を引くのがアキノキリンソウとオトギリソウの黄色、そしてオヤマソバの白とピンク。夏らしいクマササの鮮やかな緑に彩りを添えてくれます。数は少ないですがリンドウやタムラソウの紫、そしてヤマハハコなどもちょうど見頃を迎えていました。
登山道はじきに下堀沢から伸びる谷間から少しそれて、なだらかに広がるカール状の地形へ。なだらかといっても登りの傾斜が楽になるわけではありませんが、登っていくにつれ左右に大きく広がっていく笹原の緑と青空のコントラスト、その両端に大きく構える南峰と北峰の威容は見事です。
展望のほうは山頂直下まで登っていってもさほど変わらずですが、ある程度の標高まで登ってくると、後方、南峰から伸びる斜面の向こうに乗鞍岳を望むことができるようになります。
この新中の湯コース、よくあるように山頂直下が急登になっているわけではなく、浮石が目立ってくるわけでもありませんが、容赦なく照りつける日射しで体力を削られるのか、休憩しながら登っていくハイカーさんを多数見かけるように。
我々も休憩こそしませんが、汗びっしょり。ペースダウンしながら、少しずつ近づいてくる山頂直下の噴気を励みにして登っていきます。急登でない代償というか、山頂がすぐそこに見える割に、なかなか距離が縮まらないというもどかしさのある登山道ですね。
植生が草本中心になり、岩が目立ってくるようになると山頂はもうあと僅か。まず目指すは北峰直下で盛んにガスを吐き出している噴出口。ここまで近づいてくると、風向きによっては独特の硫黄臭を感じることができるようになりますね。立ちのぼる噴気を目印に登っていきます。
ガスの噴出口は北峰の南東真下にあり、山頂を散策しているハイカーの姿が下からチラチラ見えるほどの距離感。焼岳にはこの他にもガスが噴出している場所が幾つもありますが、ここが最も大規模なようです。
噴出口すぐそばまで近づいていくハイカーさんもいますが、不意に風向きが変わってガスに巻かれるリスクも考えると、不用意に近づくのはオススメできないかと。付近は火山ガスの成分が固着したのでしょうか、青白く変色しており、どこかおどろおどろしい雰囲気。
ここから北峰へは一旦北峰を東側に巻いていくことになりますが、噴出口付近がちょうど火口の淵になっているため、一足先に焼岳火口の奇景を堪能していきましょう。
まず北峰から鞍部を挟んで相対しているのが南峰。焼岳の標高が2,455メートルとされるのはこの南峰を指しており、北峰は若干低い標高2,444メートルとなります。崩落の可能性が高いことから南峰は立入禁止となっていますが、よく見るとしっかり踏跡がついており、挑戦者は決して少なくない様子。
南峰からは盛り上がった淵が火口をぐるっと取り巻くように伸びており、その中央に鎮座するのが火山湖である正賀池。小ぢんまりとはしていますが、緑がかったエメラルドグリーンの水を湛えた端正な佇まいです。当然こちらも立入禁止。その脇には噴火口と思わしき大穴が、底知れぬ暗さの大口を不気味に開いています。
ひと通り火口の景色を楽しんだあとは北峰山頂へのアタック。先ほど書いたように、北峰の縁を南東から西へとぐるっと巻き、中尾峠からの登山道と合流したのち山頂へと至るコースとなっています。ここはコース上唯一の岩場となっていますが、険しさはないので登山初心者でも気をつければ余裕でクリアできるでしょう。
中尾峠からの登山道の出会いに到着すると、眼前に広がるのは上高地を従えるように鎮座する西穂高岳と奥穂高岳。赤い屋根の西穂山荘もバッチリ望むことができる。
しかし、焼岳から西穂山荘までの縦走路、地味にアップダウンがつらいとは聞いていましたが、こうして実際にみてみると起伏が結構あって嫌らしそうな道ですね。見た感じ、かなりの部分が樹林帯の中のようにも見えますし。いずれ焼岳から西穂高岳まで縦走してみたいと思っていたのですが、体力練成が先になりそうです😮💨
ここから先、北峰山頂までは5分足らず。先ほどと同様に岩場ながらも険峻な箇所はありませんが、思わぬところから火山ガスが噴出しているので注意。体を支えようと不用意に手を置くと、ガスの熱気でアチチなんてことになりかねませんので、暑いですが手袋をしておいたほうが安心できるかもしれません。
焼岳北峰山頂と下山
登山口から3時間ちょっとでしょうか。コースタイムからやや遅れて焼岳北峰山頂に到着。山頂はかなりの数のハイカーで賑わっています。火山ということでゴツゴツした険しい山頂なのかと思っていましたが、思ったより休憩に利用できるスペースは広い。6-8人くらいまでの中規模パーティであれば余裕をもって大休止できるでしょう。
山頂はトンボがあちらこちら乱舞しており、まさに夏まっ盛りという趣き。登ってくる途中は運動による体温上昇に日射しが加わって堪らない暑さでしたが、頂上でゆっくりしている分には比較的過ごしやすい気温でした。
標高2,500メートルにも満たないという、穂高連峰にあっては比較的低い部類に入る山ですが、周囲に視界を遮るものがないため展望は秀逸。東には登山中からずっと見えていた霞沢岳、北には西穂高岳・奥穂高岳そして槍ヶ岳から続く裏銀座の山々、西には笠ヶ岳、そして南には霞沢岳と同様に先ほどから見えていた乗鞍岳という360°のパノラマビューを楽しむことができます。
ただ、夏山あるあるというか、写真を撮って軽食休憩をしている間にも次々と雲が湧き出てきて、あっという間に周囲の山々を覆っていってしまいました。特に西穂高岳・奥穂高岳は登頂前に中尾峠分岐から撮影したからいいものの、ガスに遮らぎられて早々に視界から退場。この日は午前中は晴れ、昼過ぎから若干の曇りという予報でしたが、思ったより雲が広がってくるのが早かったですね。
ひと通り山頂からの眺めを堪能したあとはピストン下山。同じコースを辿って下りていくだけですが、この日は雲の広がりによる変化を楽しむことができて良かった。見るたびに表情が変わっていくので、何度も後ろを振り返ってしまいましたね😅
新中の湯コースの下りですが、岩場さえ下ってしまえば、ガレ気味の箇所もないので難しいところはありません。雲が広がってきたとはいえ、どんどん厳しくなっていく日射しとの戦いのほうが辛かった😨
下山を開始したのは10時過ぎでしたが、まだまだ大勢のハイカーが新中の湯コースを登ってきていました。彼らにとっては、厳しい暑さのなかを登ってきて展望もイマイチという残念な結果になってしまったかも。やはり夏山は早朝から早駆けするのが大事ですね。
まあまあ予定どおりに登ることができたので、復路はのんびり花を撮影しながら下山。今まで高山植物は微妙にシーズン遅れで空振りすることが多かったので、こうして様々な花を撮影できるのは貴重な経験でした。
2023年に入ってからオリンパスの60mmマクロレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroを山行時に持ち歩くようにしていますが 、やはりちゃんとしたマクロレンズがあると様々なシチュエーションに対応できて良いですね。ハーフマクロのZEISS Batis 2/40 CFだと小ぶりの高山植物などは寄りきれないことが多いです。
そうこうしているうちに灌木帯に戻り、そのまま2,030メートル広場へ。ここでは3名のハイカーが談笑していましたが、あまりの暑さに我々は小休憩する気にもなれず早々に退散。あとは登山口まで樹林帯を1時間ほど歩いて下山です。
新中の湯コースから登る焼岳の感想
ということで、新中の湯コースから登る焼岳の山行記録をお届けしました。
西穂高ロープウェイを使った西穂独標登山のような例外を除けば、比較的難易度の高いコースが揃う上高地エリアにあって登山初心者でも安心して登ることができる山ではないでしょうか。
ガレ場、岩場、鎖場といった技術的に難しい区間がないのはもちろんですが、距離7キロメートル、獲得標高840メートルと体力面での要求水準も高くありません。人気コースなのでひっきりなしにハイカーの往来があることも、特にソロで登る初心者ハイカーには心強いんじゃないかなあと思います。少なくとも私がソロだったら、こういうコースを選びたいですね。
なんだかんだ下山時にはけっこう疲労を感じたあたり、随分と体力的にしょぼくなった感じがありますが、写真撮影と休憩込みで、コースタイムからやや遅れる程度でコース制覇できました。コロナウイルスから復帰後のリハビリ登山としてはまずまずかなあという感触です。
山行当日の装備
この日は焼岳山頂にて最低気温12℃、最高気温21℃、風速0メートル/秒という予報。登山口出発時は肌寒く感じて薄手のアウターを羽織っていましたが、これはすぐにお役御免。
そこからは終始ベースレイヤーでの行動でしたが、2,030メートル広場を過ぎてから長袖のドラウトフォースジップネック(春~秋の3シーズン用)では暑すぎ。そのおかげというべきか山頂では快適に過ごすことができましたが、半袖またはもっと薄手の夏用ベースレイヤーに山頂休憩用の軽量アウターという組合せのほうが適していたなと思います。
撮影道具ではLaowaの広角ズームレンズが破損したため、新しい広角レンズを投入。ちょうど「あのツァイスがスチルレンズから撤退!?」みたいなニュースが報じられていたタイミングだったので今のうちに買っておくかとZEISS Batis 2.8/18を選択しました。もともと40mmの写りや使いやすさには満足していたのと、Laowa広角ズームレンズは望遠側の16mm-18mmくらいしか常用していないという課題があったので、よい機会ではありましたね。
登山道具
ベースレイヤー | finetrack ドライレイヤーベーシック finetrack ドラウトフォースジップネック |
ミッドレイヤー | ー |
アウターレイヤー | Arc’teryx Squamish フーディ |
パンツ | ワコール CW-X スポーツタイツ Arc’teryx Russet ショーツ |
アクセサリ | Mammut Pordoi グローブ |
シューズ | Salomon X ALP MID LTR GTX |
リュックサック | Osprey Mutant 22 |
撮影道具
カメラ | Sony a7R III Sony a7 II Olympus OM-D EM1 Mark2 Olympus OM-D EM1 Mark2 |
レンズ | Zeiss Batis 2/40 CF Zeiss Batis 2.8/18 M.Zuiko DIGITAL ED 60mm Macro Leica DG VARIO-ELMAR 100-400mm |
アクセサリ | ー |
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