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アークテリクス製スノーウェアのベンチレーションファスナー剥離をセルフリペアする方法

こんにちは。steamc1awです。
まだまだ初級者レベルを脱しきれていないため、2024年時点ではわざわざ当ブログに書くようなこともなく、記事にできていないのですが、2023年からスキーを始めました。

私は中学生くらいまで親に連れられて年数回スキー場に通っていたので、パラレル滑走までは出来るがカービングターンは出来るような出来ないような💧という中級者手前のレベル。一方の嫁さんはボーゲンを脱してパラレル習得できてきたか?という初心者を脱しつつあるくらいのレベルです。

練習していると頻繁に転倒してしまうしウェアがすぐ傷んでしまうなあ、と思っていたところ、嫁さんがメルカリでアークテリクスのスノーウェア上下セットを2万円で購入してきました。

アークテリクス製品あるあるでタグにモデル名が書かれていませんが、レディース向けのホワイトラインシリーズ、センチネルではないかと思います。タグがサンウエスト表記になっているので、販売から10年くらいは経過しているはずですが、定価だと上下セットで10万円を簡単に超えてくるモデルですから、セットで2万円というのはお買い得。

アークテリクス製品はもともと有限会社サンウエストが取り扱っていましたが、アメアスポーツジャパン株式会社が輸入、サンウエストが販売という分業体制を経て、2014年から輸入販売業務がアメアスポーツジャパンに一元化されました。サンウエストタグは年季が入ったウェアの証だといえます。

脇下のファスナーが乖離してフルオープン状態に

などと思っていたところ、ゲレンデで滑走中にベンチレーション用の脇下ファスナーが剥離してしまうというトラブルが発生。メルカリで購入後に検品した際は剥がれなど見受けられませんでしたが、おそらく出品者はこのウェアを長らく着ておらず、数年単位でタンスあるいはクローゼットにでも仕舞ったままにしていたのしょう。

嫁さんが購入して着用したことで、ずっと経年劣化してきていたシームレスファスナーの圧着加工が限界を迎えてしまい、ファスナー乖離に至ったのではないかと思います。

スノーウェアに限らずアウトドアウェアのファスナー(特に止水ファスナー)は、多くの場合ホットメルトという高温で溶ける接着剤を使ってファスナーと生地を圧着しています。裁縫しないので縫目なくスッキリした見た目になる、防水性能が高くなる、というメリットがある一方、使用コンディション次第では3年から5年ほどで圧着部分が劣化してしまうというデメリットがあります。

長年着用してきて愛着のあるウェアであれば専門のリペアショップに出してキレイに修理してもらうのも一つの選択肢だと思いますが、これは練習用として購入したばかりの中古ウェア。そして、バックカントリーに行くならともかく圧雪されたゲレンデ上のコースを滑るだけですから、防水性能をガッチリ維持したいわけでもありません。

よって、セルフリペアしてみることにしましょう。使用するものは(1)家庭用アイロン、(2)布用両面テープ、(3)シームテープ、(4)あて布、です。

STEP
ファスナー全体の圧着を剥がして、圧着面を掃除する

ファスナーが部分的に剥がれている場合、部分リペアしても他のところがどんどん剥離してしまいます。一旦すべてファスナーの圧着を剥がしてしまいましょう。

今回のウェアの場合、片側は完全に剥離していましたがもう片側は部分的にしか乖離していなかったので、ちょっと力を入れてベリベリと剥がしていきます。

劣化したホットメルト接着剤は可能な範囲で落としておく

剥がしたあとには劣化した古いホットメルトのカスが残っているはず。本来なら削ぎ落として圧着面をキレイに掃除したほうが圧着が長持ちするのでしょうが、変なことをして生地に傷がついてしまうのは避けたかったので、今回は中性洗剤で拭き掃除するにとどめました。

STEP
両面テープとシームテープでファスナーを仮止めする

まず、両面テープを必要な長さに切って、ファスナーと生地を仮止めしていきます。両面テープがファスナーからはみ出てしまいますが、これは後からシームテープを被せてしまうので、気にする必要ありません。生地のキワまで両面テープをキレイに貼ることがポイントです。

両面テープを貼り終えたところ。この上からシームテープを被せていく

このままだとアイロンで圧着する際に、はみ出した両面テープがあて布に貼りついてしまうので、シームテープを上から被せていきます。シームテープはアウトドアウェアのリペア全般に使える商品なので、持っている方も多いんじゃないかと思いますし、持っていなければこの機会に購入すれば色々な場面で活躍してくれますよ。(アークテリクス製品だとドローコードまわりなどが定番ですかね)

シームテープを当てる際には、両端を丸く切り落としておくことが大事。私もメルカリでアークテリクス製品を何度も購入していますが、カドの処理をせずにセルフリペアしている場合、ほぼ確実にそこからテープが浮いてきてしまいます。ひと手間かけてリペアが長持ちするようにしたほうが気持ちよくウェアを使えますので是非やっておきましょう。

STEP
あて布しつつアイロンでしっかり圧着する

両面テープとシームテープを貼り終えたら、あて布の上からアイロンをかけてテープを圧着していきます。ここで大事なのは「圧」着というくらいですから、しっかり体重をかけること。圧着箇所によってはアイロンの先端しか使えなかったりしますが、できるだけアイロンの手元近くを使って体重かけていきましょう。

テープの白味がなくなって透明になったら、アイロンがけ完了です。念のためファスナーを開閉してみて、簡単に再剥離してしまわないか確認してみましょう。

この後、ガスまみれのゲレンデにて1日滑降し、ゴアテックス専用の洗剤でウェアを手洗いしましたが、テープが浮いてきたり、ガスの水滴や転倒時の雪が溶けて侵入してくるようなこともなく、少なくともゲレンデで練習するぶんには十分な性能までリペアできたんじゃないかと思います。

リペア作業時間ですが、シームテープ補修は何度かやったことがあって慣れていたものの、今回はファスナーに沿って両面テープをキレイに貼る作業に少々苦戦して、左右あわせて30分ちょっとかかりました。初リペアの人だと左右で1時間近くかかってしまうかもしれませんが、それで数万円する高価なウェアが復活するのであればお安い御用というものではないでしょうか。

ちなみに、この補修をした時点でなんとなく嫌な予感はしていたのですが、やはりというか他の部分も圧着加工が劣化しており、あれよあれよという間にパウダーガード(これはジャケットもパンツも…)、ドローコードまわり、ポケットのファスナーなどが次々と乖離してしまい、最終的には数時間をセルフリペアのため費やす羽目になりました😭あまりに古い中古ウェアは注意ですね…

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