【コラム】アニソンにあうヘッドホンを探すのは難しいよねという話

こんにちは．steamc1awです．アウトドアや写真について書いていくブログのはずなのに，初記事が「アニソンでヘッドホンを聴き比べる」企画記事という摩訶不思議なことになってしまいました．今日はそんなヘッドホンについて書いてみようかと．

アニソンにあうヘッドホンを探す難しさ

ここ数年こそアウトドア寄りのライフスタイルに傾いていますが，その前までは結構ごりごりのアニメ・ゲームオタクでした．並行してヘヴィメタルオタクもやっていたりしますが，未だにアニソン・ゲーム音楽はよく聴く音楽ジャンルの１つです．

そこにもってオーディオの世界に片足を突っこんでしまい，気がついたらヘッドホンを10数本持つに至ったのですが，ヘッドホンを買い漁っていて思うのが「アニソンにあうヘッドホンを探すのって難しいな」ということ．

試しにGoogleに「アニソン ヘッドホン おすすめ」あたりのキーワードをぶち込んでみてください．まったく役に立たない情報ばかり出てきます．なぜでしょうか．

アニソンが多様すぎてジャンルの体をなしていない

そもそも「アニソン」という括りが広すぎます．ヴォーカルものだけに限定しても，ロック調のノリノリな曲から切ないバラードまで様々．これにゲーム音楽を入れると，オーケストラからヘヴィメタルまで際限なくバリエーションが広がっていってしまう．

ヘッドホンは往々にしてジャンルの得手不得手があるもの．1本でこれらあらゆるジャンルを鳴らすのははっきり言って無理です．

にも関わらず「△△のヘッドホンはアニソンに向いている，向いていない」というとき，対象がどのようなアニソンかという情報が殆どのケースで抜け落ちている．これでは「どんなアニソンを聴いて向き・不向きを判断したのか」がわかりません．

ヘッドホンの情報そのものがあまり多くない

これは特にハイエンドヘッドホンと呼ばれる高価格ヘッドホンに顕著ですね．

1万円クラスのヘッドホンやイヤホンなら情報がないわけではありませんが，例えばSENNHEISER HD800という定価10万円オーバーのヘッドホンはアニソン聴くのにどうなのか…となると一気に情報量が減ります．

また，多くのサイトで実売2万円のAKG K701や実売4万円のSENNHEISER HD650あたりが「予算に余裕があるなら断然おすすめの高級ヘッドホン」みたいな位置付け（どちらも良いヘッドホンです．念のため．）になってしまっており「じゃあAKG701とHD650どっちがいいのよ」という疑問を解消することができません．

ヘッドホンに限らずハイエンドオーディオは「クラシック・ジャズこそが至高．アニソンなんぞは邪道．」みたいな，なんともいえない雰囲気がある（最近は随分なくなりましたが）のでしょーがないところもあるんですけどね．

ヘッドホンの視聴環境がよくわからない

これは価格コムやAmazonのレビュー，あと個人ブログのような場所で見受けられる傾向かな．オーディオ環境というのはヘッドホンだけで完結するものではない（プレイヤーやアンプなどに音が左右される）のですが，それらの情報が足りないケースです．

アニソンを聴くような人がオーディオマニアである確率は低いので仕方ないのですが，例えばアニソン×ヘッドホンというジャンルで頻出する前述のAKG K701はアンプを使わないと貧弱な音しか鳴りません．

なのでK701が微妙だというレビューがあったとして，アンプを使っているのかいないのか，使っているとして何というアンプなのか…という情報は意外と重要です．そんな細けえこと言うからオーディオマニアは…と言わてしまうと否定できないのですが💧 そして，ヘッドホンレビュー時の使用機材を公開しているブロガーさんは高確率でクラシックとかハイソな音楽を聴いている印象があります．

ヘッドホン探しの参考になる記事を書ければなと

ということで，いかがでしょう．
アニソンに合ったヘッドホンについて役立つ情報を探すのが難しい理由を３つ挙げてみました．

都会に住んでいれば家電量販店やイヤホン・ヘッドホン専門店で視聴するという手段もありますが，僕の場合「アニソンとの相性はともかく気になったら買う．かわりに空振りしてもダメージが少ないよう中古で」という方針に落ち着きました．

とはいえ，せっかくそうしてミドルクラスやハイエンドヘッドホンをせっせと買っているのだから「どんなアニソンにどんなヘッドホンが向いているんだろう」という疑問を解消したいなと思い書いてみたのが聴き比べ記事…というわけですね．これからも定期的に記事を追加していく予定ですので，どうぞよろしくお願いします😌