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【山行記】春の妖精を探しに奥多摩へ:御前山ハイク

こんにちは.steamc1awです.一部都道府県でCOVID-19に伴う緊急事態宣言解除が発表されましたね.

じつは4月上旬に納車がありまして,せっかく納車されたのに乗らないままは勿体ないと4月19日に奥多摩の御前山に登ってきました.まさにその翌週から外出自粛が本格化してしまったためブログ記事にもできず放置していたのですが,そろそろご紹介できるタイミングかなと.

目次

登山ルートおよびアクセス

COVID-19流行中だったので公共交通機関を使う気にはなれず,納車されたての「ランドローバーディスカバリースポーツ」で奥多摩湖の小河内ダムにアクセスしサス沢山経由で登頂.下山は小河内峠を経由して奥多摩湖に至るルートも検討したのですが,最終区間の「奥多摩湖いこいの路」が閉鎖されているためピストン往復です.

もし自動車ではなく公共交通機関でアクセスする場合,帰りのバス時間を気にしたくないならば,距離は伸びますが鋸山から鋸尾根を経由して奥多摩駅に直下降するルートなども検討できますね.

御前山自体は標高1,500メートルにも届かない山ですが,まず登山口からサス沢山までひたすら登りの連続.サス沢山を過ぎたあたりの平坦・下りで一息つけますが,あとは惣岳山とその先の御前山までも登りっぱなし.急登区間もあり,初心者には体力的にややハードなコースですが距離は大したことないので,じっくり攻めれば登れるでしょう.

御前山登山口(小河内ダム)へのアクセス

自家用車ですので東名高速道路を経由して圏央道「日の出インターチェンジ」で退出.そこからは一般道で多摩川沿いを遡っていけば小河内ダムに到着です.

公共交通機関でアクセスする場合,JR青梅線の奥多摩駅から西東京バスの運行する「奥多摩湖」「丹波」「鴨沢西」「留浦」「峰谷」「小菅の湯」方面行き路線バスに乗ればアクセス可能.横浜駅からアクセスするケースでは片道で2時間30分ほど,IC運賃が1,797円となります.

時間効率は自動車のほうがいいですけど,ETC料金だけでも片道2,000円ほどかかるので単独行における費用面では公共交通機関に軍配があがりますね.というか港北インターから圏央道利用すると凄まじく遠回りさせられるので,早朝時間帯を利用して下道アクセスするのが正解だったと今更ながら気付きました.

登山口からサス沢山を目指す

駐車場に自動車を停め,小河内ダムへと向かいます.
奥多摩湖と小河内ダムを挟んで聳えるのが本日の目的地,御前山.

たしか朝の8時くらいだったかな.まだ日が高くないので,奥多摩湖のブルーが鮮やかですね.登山口にアクセスするには奥にみえる小河内ダムを対岸まで渡ります葉桜になりかけですが,4月半ばなので桜の花がまだ残っていました.ハイシーズン時は湖のブルーと桜のピンクのコントラストがキレイなんでしょうね.

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 12mm

多摩川の源流を小河内ダムの堤体から眺めつつ対岸に到着すると,登山口です.
登山口の手前はベンチなどが整備された公園となっており,ピクニックに丁度よさそうなロケーション.昼過ぎに下山してきたときは複数の子連れファミリーが週末の息抜きを楽しんでいました.

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 18mm

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 12mm

登山口を通過したあとは手近な尾根筋まで階段で登っていくのですが,そこから急登が待ち構えていますよ.
サス沢山までゴリゴリ高度を稼ぐ登坂箇所が幾つもあり「のんびり奥多摩ハイキング~♪」などと軽い気持ちで挑むハイカーの出鼻を挫いてきます.のんびり登りましょう.

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 12mm

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

ブナ林のエリアから杉林のエリアに突入しても登坂は続きます.そろそろ許してほしい.
そして,通常ハイキングの時間帯だと太陽に向かって登ることになるので,陰影がついて立体感ある写真が撮りやすいですね.どうやっても太陽が写りこむのでゴーストやらフレアやらを気にしない鷹揚さが必要ですが.

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 12mm

ひいこら言いながら登り詰めていくとサス沢山に到着.奥多摩湖の素晴らしい展望がご褒美に待っています.
ここからの奥多摩湖のアングルは秀逸ですね.一目みただけで「あ,サス沢山やで」とわかります.左手奥のうっすら雪が残る稜線は大菩薩連嶺.甲斐大和方面から登るのが一般的ですが,奥多摩方面からもアプローチできますよ.

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

サス沢山から御前山も厳しい登りが待ち構える

サス沢山からしばらくは急登も交えつつ平坦も顔をだすという緩急のある区間.
この日はかなり暖かったですけど,このあたりでは風がよく吹いていて気持ちよかった.

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

途中でポツポツと咲いているカタクリを見ながら20分ほど歩き,登山道がゴツゴツし始めたら,登坂再開の合図.
御前山のカタクリのシーズンは4月末から5月なので,このとき咲いていたのはフライング気味の子たちですね.

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

最初は緩やかに登っていくだけなのですが途中から傾斜がグッときつくなり,惣岳山の山頂手前あたりは壁でも登ってるのかという急登を強いられるところも.今回はピストン往復なので帰りに同じ区間を通行しましたけど,雨天や雪模様のときはちょっとビビりそうなくらいの傾斜です.

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

途中,階段の踊場のようになっている場所にバイケイソウの群生が.茶色の山肌に毒々しい緑が群生しており不気味な光景ですが,実際に毒草です.こちらも同じ毒草であるハシリドコロも花を咲かせていました.

急傾斜に取り付けられたつづら折りの道や直登区間にバテバテになりながら惣岳山に到着.同じ奥多摩の高水三山にも惣岳山があるんですよね.紛らわしいです.こちらの惣岳山はそこそこ開けていてベンチなども設置されていますが,展望は全方位ありません.写真も撮り忘れました💧

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 18mm

惣岳山まで到着すれば,御前山は目と鼻の先.鞍部まで下って登り返す必要はありますが,15分くらいの道のりですので頑張りましょう.途中でこのコース唯一,富士山への展望が開けている箇所があります.ベンチもあるので,山頂ではなくここでお昼にするのも良いですね.

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 35mm

疲れた体に鞭打って御前山の山頂に到着.若干ですが山頂付近には雪が残っていました.
COVID-19流行に伴う「3密」自粛中かつ,カタクリのシーズン以外はあまり人気のない山だと聞いていましたけど,なんだかんだ山頂のベンチが埋まるくらいの人数のハイカーがいましたねー.

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 12mm

山頂は北側の展望が開けていて,川苔山や保仁田山など奥多摩の山々を見渡すことができます.奥の雪をかぶっている連嶺はわからず終い.たぶん三ツドッケなど長沢背稜のさらに奥だと思うのですが,そんな遠くにも見えないという不思議な距離感.どなたかご存知であれば教えてくださいw

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 18mm

 

御前山からピストンで奥多摩湖へ

帰りは往路と同じなのでこれといった見どころはなく,カタクリと持参した「雪村あおい」ねんどろいどフィギュアとで撮影会して遊んだりしながら下山.カタクリの群生は結局お目にかかることができませんでした.

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 24mm

野鳥探しもしてみたのですが,撮影できたのはこのヤマガラさんだけ.
ずっと木をコツコツやっていたので家に帰って調べるまではキツツキかなにかと勘違いしていました.

ちなみにこの写真は元サイズから相当に拡大しています.やはり「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm」の35mm換算200mmだと野鳥撮影は限界がありますね.もし臨時収入があったら「Panasonic Leica DG Vario-Elmar 100-400mm」とか欲しいです.完全にレンズ沼に片足つっこんでる.

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 100mm

こちらはキタテハかな.奥多摩などの低山ではよく見かけますよね.
ほかにも登山口手前で猿の群れを見かけたのですが,距離がありすぎて撮影できずでした.

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 100mm

そうこうしているうちに奥多摩湖に到着.皆さん日頃の自粛ストレスを発散したいのか混雑しており,3密回避しているとは言いがたい人口密度だったのでそそくさと退散.

この週末における湘南・奥多摩など行楽地の混雑がテレビなどのメディアで取りあげられた影響か,翌週から奥多摩は駐車場全面閉鎖と相成りました.

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

山行の感想とか反省とか

奥多摩は高水三山,川苔山,大岳山あたりしか登ったことがなく御前山は初ハイキングでしたが,標高差のわりに歯ごたえあるコースでしたね.ただ,山頂の展望が特別に良いというわけでもなく,川苔山の沢沿い歩きのように登山コースに面白みがあるわけでもない.アクセスならば大岳山や三頭山のほうが圧倒的に良好.カタクリのシーズン以外はそんなに人気では…というのも頷けます.

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

とはいえ奥多摩三山の一角ですしサス沢山からの奥多摩の眺めは本当によかったので,サス沢山に登るついでに御前山の山頂まで足を伸ばしてみるという感覚で登ってみるのはいかがでしょうか.

あとはカタクリと紅葉ですかね.今回は早めの時期に登ったので数輪がポツポツ咲いているだけでしたが,時期をあわせれば群生とはいかずとも見応えがあるかもしれません.

参考:当日の服装・装備

当日に着ていった・持っていったものはこんな感じでした.

服装
  • finetrack スキンメッシュ
  • finetrack メリノスピンライト
  • finetrack ドラウトクロー
  • SALOMON ショートパンツ
  • SALOMON X ULTRA MID GTX
  • MILLET MATRIX 30
カメラ/レンズ
  • OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
  • SONY a7ii
  • M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
  • SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM
カメラアクセサリー
  • SONY LA-EA3
  • SLIK SPRINT MINI II

山頂は雪が残っているくらいなので,風が吹きつけると「finetrack ドラウトクロー」なしで長時間待機していると寒さを感じました.登山道での行動中は「finetrack スキンメッシュ」と「finetrack メリノスピンライト」の2枚でもやや暑いくらい.ところどころ風が吹き抜けてくれる箇所では丁度よい塩梅だったかな.

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM

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