
ヴェルテクスより発売のノンスケールフィギュア『タイトなおしごと おしごと3:CAさん 西園寺あや』の写真をお届けします。
商品名 | おしごと3:CAさん 西園寺あや |
作品名 | タイトなおしごと (オリジナルシリーズ) |
発売時期 | 2025年1月 |
メーカー | ヴェルテクス |
デザイン | 魔太郎 |
原型製作 | 増宮宏一 |
彩色 | 住田和宏 |
サイズ | 全高 約250mm |
価格 | 27,500円 (税込) |
『タイトなおしごと』三番目の出勤は、スラっときれいなキャビン・アテンダントのお姉様。ヴェルテクスのオリジナルシリーズではお馴染みの“魔太郎”さまにデザインを担当して頂きました。
フライト前の忙しない時間をスマートに働く「西園寺あや」は、面倒見がよくお客様にも献身的。でも、いざとなったらとても頼れる気丈さも持ち合わせています。
スカートのキャスト“オン”で、スタイリッシュ&フォーマルな制服姿も再現可能です。
『エルフ村』シリーズがヒット中のヴェルテクスから、オリジナルシリーズ『タイトなおしごと』シリーズの3作目です。私はこういうエロス要素の強いフィギュアにあまり興味がない (部屋に飾りづらい…) ので、ヴェルテクスというメーカー自体スルーしていることが多いのですが、嫁さんが何を思ったのか購入してきたので撮影させてもらいました。
この『タイトなおしごと』シリーズですが、ヴェルテクスによると「お馴染みの職業コスチュームをタイトなレオタード風にアレンジした前代未聞のおしごとフィギュアシリーズです」とのこと😅 1作目は「おまわりさん」、2作目は「巫女さん」ときて今回の「CAさん」となります。

© VERTEX
https://www.vertex-figure.com/タイトなおしごと
西園寺あやという名前がつけられている他、簡単なキャラクター設定もあり、公式サイトによると「国際線でバリバリ働くしっかり者のお姉さん。責任感が強く仲間からも慕われている。自分に厳しすぎるところがたまにキズ。 趣味はショッピング、特技は英会話。」だそうで。この3作目はそれまでの2作と異なり、キャラクターデザインを魔太郎氏が担当。エルフ村シリーズで「セシル&ククル姉妹」を担当した方ですね。かなりデザインの方向性が変わりました。
フィギュア全体像とプロポーション
それでは全体像から参りましょう。
あくまで18禁なのはスカートのキャストオフと上半身のボディパーツ交換によるものなので、スカートを装着のうえ通常バージョンのボディパーツであれば至って健全なフィギュアとなっています。ヴェルテクスのフィギュアは主力の『エルフ村』シリーズも含め、こういう形態 (キャストオフやパーツ交換) が多いですね。
キャットウォークしているかのような脚を交差させたポージングと、抜群のプロポーション、むっちりした肉感が特徴。もとのキャラクターデザインとは細部が異なるものの、セクシーお姉さんというイラストの雰囲気をしっかりと引き出せているのではないでしょうか。光沢感のある制服がメタリック塗装で表現されているのが面白いですが、派手に映り込みが発生するのでレビュアー泣かせです😭
ディテール : 顔まわり
お姉さんという設定どおりハッキリとした目尻、シュッとした顎のラインが印象的。アイプリは無難ですが、これといった見どころもありません。ホビーショップなどに掲載されている彩色見本の画像と比べると、目つきがハッキリしたことでより勝気な表情になったか? 個人的にはこちら製品版のほうが好み。
また、元イラストと比べると、見る角度によっては困り顔にみえるようアレンジが付け加えられていますが、これは後ほど紹介する上半身のボディパーツ交換要素が存在するからでしょうね。ヴェルテクスあるあるで「アンテナショップ限定版」が存在し、顔パーツが差し替えできるようになっていますが、パーツ分割ラインは目立たないよう隠されています。






髪の毛は無造作ポニーテール。斜め後ろで束ねるスタイルです。
前髪の束感はちょっと大雑把な箇所もあるかなあ。クリアパーツやグラデーション塗装などは使用せず、シンプルな塗りですが、前髪の根元あたりにハイライト、いわゆる天使の輪が入れられています。
頭部にはギャリソンキャップを着用。マグネット式で着脱できるようになっています。ここでは制服着用バージョンということで、着用したままの写真を掲載。







ディテール : 衣装と胴まわり
商品名からして「CAさん」ですから当然のことキャビンアテンダントの制服を着用。これをレオタード風にアレンジするというのが『タイトなおしごと』シリーズのコンセプトですが、さほど過激なアレンジは施されていません。スカートをキャストオフしていない状態では、上着がノースリーブになっているくらい。
もちろん、ぴっちりなフィット感になっており、シワ感なども体のラインを強調した造形になっています。冒頭で紹介したとおり制服はメタリック塗装。縁に白のハイライトが入っているほか、上着は金ボタンで留めていますが、塗装のはみ出しやガタつきなどはなく綺麗に塗装されています。





首元にはスカーフをリボン結びで着用。白、薄紫、ピンクの三色ストライプになっているうえ結び目の部分が複雑な造形になっており、さすがにここはストライプ部分に塗装のはみ出しがあったり、リボンのキワまで塗り分けができていなかったり、塗装時の苦労が伺える仕上がりになっています😅



見ての通りのダイナマイトボディ。バストまわりは拘って造形されており、たわわな質感、はちきれそうなバストを強調する制服上着のシワなど細かいところまで作り込まれています。ヴェルテクスは『エルフ村』シリーズでも一部の幼女キャラを除き、巨乳デザインが多いメーカーですが、このあたりは流石。






背中側は大胆なノースリーブデザイン。露出度の高いフィギュアを得意にしているメーカーだけあって、肌のすべすべ感は流石のクオリティとなっています。他のパーツもそうですが、服のキワ部分はピンクのハイライトが入っていますね。



胸元のシャツは、元のイラストレーションでは白シャツとなっている一方で、フィギュアのほうではシルバーのような灰色で塗装されています。これは上着のメタリックブルー塗装にあわせたのかな。胸元には「A.SAIONJI 西園寺」と書かれた名札を着用。『タイトなおしごと』のロゴが入っているという遊び心がいいですね。



レオタード衣装のうえからスカートのパーツを装着するというデザインのため、ローアングルから見上げても下着要素はゼロです。


ディテール : 脚まわりと台座
脚はミニスカートにタイツという出で立ち。タイツはしっかり陰影がつけられており立体感のある仕上げです。上半身と同様、脚部も太ももやふくらはぎ部分がメリハリある曲線で描かれており、セクシーさを引き立てています。










足元は制服と同じメタリックブルーのパンプスを履いているほか、スーツケースを引いています。
このスーツケース、元のイラストでは布製のソフトケースのように見えるのですが、フィギュアのほうではガンメタルのハードケースに変わっています。このほうが細かいディテールまで表現できるので、良いアレンジではないでしょうか。ロックやホイールなどの細部まで作り込まれていたり、なかなかの質感。






台座には「Tight Works (= タイトなおしごと)」の文字とTWシリーズのロゴ、そしてCAさんの名前である「SAIONJI AYA」の文字があしらわれています。青と白のコンビカラーでフィギュア本体のカラーリングともしっかりマッチ。これ以前の同シリーズ商品では、台座はただの透明なアクリル円盤だったようなので、これは大きな進化です。




まとめと感想 (通常バージョン)
ということで『タイトなおしごと おしごと3:CAさん 西園寺あや』のご紹介でした。
これからページ分割してご紹介するキャストオフやパーツ交換してからが本番のフィギュアではありますが、セクシーなプロポーション、タイツの質感、躍動感あるポージングと脚線美など、結構いい出来のフィギュアだなあという印象。
シリーズ1作目、2作目の『おまわりさん』『巫女さん』はいずれも平成初期~中期のような雰囲気が漂っているキャラクターデザインなので、エルフ村シリーズを手掛けたデザイナーさんを起用してキャラデザが今風にアップデートされたのは大きなプラスじゃないでしょうか。私はファンタジー系のフィギュア収集が中心で、こういうフィギュアは置き場所に困ってしまいますが、今後のシリーズ展開が楽しみ。



定価は27,500円ですが、2025年発売の商品ということを考えると、交換パーツが付属して、かつこのクオリティで3万円を切っているというのは頑張っているんじゃないでしょうか。個人的にはアダルト要素いらないので、交換パーツを抜いた全年齢バージョンを23,000円くらいで出して欲しいなあというのが正直なところではあるんですが😅
とはいえ『エルフ村』シリーズの一部商品のようにプレミアがついて…ということはなく、2025年9月時点では在庫品が定価から10%オフ程度で販売されています。セクシー系のフィギュアが好みであれば、価格相応の価値が感じられる商品だと思うので、手にとってみても良いのではないでしょうか。
ここから先はスカート脱着&パーツ換装後の写真紹介になります。
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