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フィギュア紹介:『ブルーアーカイブ』静山マシロ

こんにちは。steamc1awです。本日はキューズQより発売の1/7スケールフィギュアブルーアーカイブ -Blue Archive- 静山マシロの写真をお届けします。

商品名静山マシロ
作品名ブルーアーカイブ
発売時期2024年1月
メーカーキューズQ
デザインポップキュン
原型製作にゃばー、GEN
彩色えこし
サイズ全高 約290mm
価格25,800円 (税別)

原作は韓国のNEXON Gamesが開発、Yostarが運営のスマートフォンゲーム『ブルーアーカイブ』(通称ブルアカ)です。ジャンルは「学園×青春×物語RPG」を自称。スマホゲームの多くがファンタジー要素の濃い重厚な世界観・デザインを採用している中にあって、学園を舞台としたユルめのデザインを特徴としています。

ゲームシステムとしては美少女キャラクターが銃器で撃ち合うという内容(ただし設定上、銃で撃たれても死なないし負傷も滅多にしないということになっている)なのですが、デフォルメされたSDキャラクターがフィールドをちょこまか走りまわる様子はどこか可愛げがあります。独特の世界観が人気に繋がっているのか、リリースから4年ほど経った今でも結構な人気を保っている作品ですね。

静山マシロはゲーム内の勢力の1つであるトリニティ総合学園に所属する生徒の一人として登場。正義と狙撃が大好きなキャラクターという設定になっています。主要キャラクターではありませんが、PvP (対人戦) である戦術対抗戦ではしばしば起用されているようです。(私は戦術対抗戦はデイリー消化の範囲内でしかやらないので詳しくないですが…)

  • 浮遊感のある独特のポージングを再現
  • 愛銃の造形、制服の塗装やシワなど丁寧に作られており高クオリティ
  • もともとのキャラクターデザインが大雑把なため、驚くようなディテールはない
目次

フィギュア全体像とプロポーション

それでは全体像から参りましょう。
長さのある銃を持っており、全てをフレームに入れると縦長になってしまうので、ひとまず頭部まで。銃に寄りかかっているような元絵のポージングがそのまま忠実に再現されています。各パーツのプロポーションなども元絵から変わっておらず、再現度はかなり高いですね。リリース記事などに掲載されているデコマス画像と比べて、目にみえる変化がないところも好感が持てます。

銃の先端までフレームに入れた写真はこちら。銃まで含めても元絵の再現度は変わらないですね。公式情報では頭部までの全高が22cm、銃先端までの全高が29cm (台座込みの実測だと30cm) と、フィギュア全高の実に1/4を銃身部分が占めています。一般的な立ちポーズのフィギュアより高さがあるため、ディスプレイケースなどに陳列したいという方は要注意。

ディテール : 顔まわり

どこかボヤッとした、心ここにあらずといった表情での立体化。これは元絵が「普段の口数は少ない」というキャラクター設定を踏まえて描かれているからでしょうか。私は原作の『ブルーアーカイブ』プレイヤーですが、ゲーム内ではそこそこ喋るキャラクターだったような気がします。下がり眉、への字に下がっている口角なども忠実に再現。

瞳も元絵どおりにくすんだパープルで塗装。ハイライトの主張がちょっと強いような気がしていて、個人的にはもう少し控えめでも良かったかなと思います。斜めからのアングルが正面となるデザインのため、本人からみて左方向に流し目している表情になっていますね。

『ブルーアーカイブ』のキャラクターに必ずついてくる天使の輪っか「ヘイロー」もしっかり再現。透明なパーツを後頭部に差して浮かせるという構造になっています。ツルッとした光沢ある塗装になっており、光が反射しやすいので写真がものすごく撮りづらい💧

髪の毛はショートカットなのでシンプルな造形ですが、毛先の動きなどは元絵どおりですね。前髪の毛先のみですがクリアパーツ仕上げ。パーティングラインは毛束の流れに被せられており、目立ちづらいよう工夫してあります。

ディテール : 衣装と胴まわり

原作では「正義実現委員会」という組織に所属しており、委員会の制服である黒セーラー服を着用。赤のライン、赤のヘイロー、黒い翼なども委員会の共通デザインになっています。ちなみにセーラー服が黒色である理由は、血などで汚れても目立たないから…という地味にえげつない設定です😅

もともとあまり細かいデザインではないので、無難に元絵を再現しています。アクセントカラーの赤色も、元絵のとおり深みのある色味。セーラー服の黒とのコントラストがいい感じです。元絵はそこまで塗り分けされていないように思いますが、腕章部分はビニール素材をイメージしているのかクリア塗装となっていますね。羽はクリアパーツで透明感を表現。

見どころは、制服各所のシワの表現でしょうか。スカートの太ももに乗っている部分や腕など、シワ部分がしっかり作り込まれており、立体感のある造形となっています。

かなり短く切り詰めたジャケットで、いわゆる南半球がモロ見えなデザインとなっていますが、覗き込んでも全体像をみることはできません😅

ディテール : 脚まわりと台座

右足と愛銃を台座に固定して浮かせるという工夫で、浮遊感あるポージングを再現。すらっとした脚線美が魅力的ですね。肌色は赤味のあまりない美白系のカラーリングとなっています。

足元は黒のローファーを着用。光沢感のあるクリア塗装となっていますが、エナメル素材というほどのツヤ感ではなく、ピカピカに磨いた革靴というイメージでしょうか。

スカートが相当なショート丈なうえに、腰掛けているようなポージングなので、回転させるだけで下着が見えてしまいます😅下着自体は無地でこれといった特徴のないデザイン。ちなみに本家である中国版では不健全ということで元絵にスパッツ着用の修正が入っています💧

注意:クリックすると下着画像が表示されます

ディテール : アクセサリー、付属品

「正義の顕現」という大仰な名前のライフルが付属。これはアンツィオ20mmという対物ライフルをモチーフにしたもの。全長2.5メートル、重量は軽いモデルでも27キログラムという巨体で、おおよそ人間が単独で携行できる代物ではありません。さすがにゲームでも前衛ではなく後衛というポジションとなっており、後方から狙撃によって大ダメーを叩き込んでくれるサポート役という位置づけのキャラクターです。着弾時には十字架の派手なエフェクトとともに爆発が発生するという演出つき。

この「正義の顕現」ですが、かなり精巧に作り込まれており、特に銃身・ボディ部分の重厚感あふれる塗装は、他のミリタリーモチーフのフィギュア商品にも引けをとらない完成度ではないでしょうか。ボディやサプレッサーの肉抜きも形状・サイズのバラつきなく丁寧に作られています。

スコープも精巧なつくり。レンズ部分にはちゃんとクリアパーツがはめ込まれています。すごいなと思ったのは、この背中側の面(銃の右側面)って元絵では見えない箇所なんですが、ボルトやレバーなんかも結構ちゃんと作り込んであるんですよね。(ゲーム内の3Dモデルでは描かれているんですけど)

グリップやストック部分は木製。木目の細かな表情までしっかり描かれており、とてもリアルな出来栄えです。「正義実現委員会」のイメージにあわせた赤味の強いカラーリングですが、赤系のニスを塗ったような自然な光沢感が出ており、樹脂製品とは思えない再現度。

黒赤という厨二病ちっくなマシロ本人のカラーリングとはうってかわって、台座はピンク色でポップな配色。正方形を組み合わせたような形状もオシャレで良いですね。中央には正義実現委員会のロゴがあしらわれています。

まとめと感想

ということで、キューズQより『静山マシロ』のご紹介でした。
元絵のデザインを忠実かつ丁寧に再現、立体化した商品です。キューズQは美少女系のスケールフィギュアメーカーとしては比較的老舗の部類に入りますが、流石といえる安定感あるクオリティです。いわゆる立ち絵そのままの立体化ですが、宙に浮いた独特なポージングもあり、税込み28,000円ほどという価格も納得感あるんじゃないでしょうか。

2025年4月時点では、大手ホビーショップで在庫品がまだ残っている様子ですが、24,000円-25,000円前後という価格設定となっています。フリマアプリ販売の中古品でも20,000円前後と、大きな値崩れはしていません。

一方で、元々の細部まで凝ったデザインのキャラクターではないため、単なるフィギュア収集癖のある人間としては、確かに良いんだけど特別感があるフィギュアではないなあ…と思ってしまうのも事実。どちらかというと、キャラクターが好きという人向けだと思います。逆に、キャラクターが好きなら手に入れる価値のある商品ではないかと。

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