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【キャンプ場紹介】本栖湖キャンプ場は予約不要・区画指定なしで自由に楽しめるキャンプ場

こんにちは.steamc1awです.
普段キャンプは登山の一環として楽しむことが多いのですが,今回は山梨県は本栖湖湖岸にある本栖湖キャンプ場にて純粋なキャンピングを楽しんできました.有名なキャンプ場なのでご存知の方も多いと思いますが,立地良好,予約不要かつフリーサイトで気軽に楽しむことができるという貴重なキャンプ場ですのでご紹介したいなと.それではどうぞ.

キャンプ場本栖湖キャンプ場
所在地山梨県南都留郡富士河口湖町本栖18
サイトタイプフリーサイト/林間
利用プランフリーサイト
利用人数2名
宿泊日2021年4月24日
天候晴れ☀
目次

本栖湖キャンプ場について

本栖湖キャンプ場は山梨県南都留郡富士河口湖町,富士五湖の一つである本栖湖沿いに立地するキャンプ場.本栖湖沿いのキャンプ場といえば漫画・アニメ『ゆるキャン△』の舞台となった浩庵キャンプ場が有名ですが,こちらの本栖湖キャンプ場は本栖湖観光協会により昭和23年(1948年!)から運営されているという由緒あるキャンプ場となります.

湖岸沿いにサイトが区切られている湖畔キャンプ場である浩庵キャンプ場に対し,こちらは松林のなかに立地する林間キャンプ場というのが大きな違いですね.(あちらにも林間サイトはありますが)

本栖湖キャンプ場へのアクセス

本栖湖キャンプ場へは東名高速道路または中央自動車道から東富士五湖道路の河口湖インターチェンジ下車後,国道139号線を30分ほど走って到着.特に連休初日などは東名高速道路・中央自動車道ともに昼前から混雑することも少なくないので,余裕をもって出発することをオススメします.

本栖湖キャンプ場のプランと料金

フリーサイトなので料金体系はシンプル.受付にて利用人数および持込むテント・タープ類について申告すると料金が決まるという仕組みになっています.なお割愛していますが,このほかキャンピングカー料金やキャンプサイトとは別にコテージ・ロッジ・バンガローが用意されています.

サイトプラン料金
1人用テントまたはタープ2,000円
2人用テントまたはタープ3,000円
タープ・スクリーンテント追加500円

キャンプ場の設備とルール

喫煙やペットなどのルールは比較的緩めとなっています.特筆すべき点としては今どき珍しい直火OKというところ.もはや焚火台はキャンパーの必須装備といえるくらいに普及しているので,それを目当てにこのキャンプ場を選ぶ人は少ないと思いますが,昔ながらの焚火を体験してみたいという方は利用してみてはいかがでしょうか.

チェックイン時間08:00 から
チェックアウト時間12:00 まで
クワイエットタイム22:00 – 06:00
売店あり(薪・菓子類・飲料など)
用品レンタルあり(寝具)
入浴有料シャワー室あり
ペット全サイト可能
喫煙規制なし
ごみ廃棄ゴミ袋配布あり

古くからのキャンプ場ということで,トイレはおそらくモルタルで時代を感じさせる造形.ただし外装・内部ともにしっかり清掃されているので女性でも不快感を感じることは少ないのではないでしょうか.(開けっ放しなので夏場になると虫が多そうではあります)

ぱっと見た感じではサイト数に対して炊事場などの設備は少なめなように思いましたので,ハイシーズンには混雑が予想されるかも.ぼくらが確保したサイトからはそれぞれ徒歩5分くらいかかりました.

キャンプ場付近の施設

キャンプ場売店で生鮮食品は入手できず,本栖湖近辺にはスーパーマーケットもコンビニもありません.マックスバリュ富士河口湖店が23時過ぎまで営業しているので車さえ出すことができれば補給は可能ですが,往復で1時間近くかかるので買出しは事前に済ませ忘れものがないように注意しましょう.

施設名営業時間など
マックスバリュ富士河口湖店キャンプ場から30分ほど
営業時間 07:00 – 23:30
セブンイレブン山梨鳴沢店キャンプ場から5分ほど
24時間営業
富士眺望の湯ゆらりキャンプ場から10分ほど
営業時間 10:00 – 22:00
総合エネルギー本栖SSキャンプ場から5分ほど
営業時間 08:00 – 19:00

本栖湖キャンプ場の魅力は?

事前予約不要で気軽に利用できる貴重なキャンプ場

本栖湖キャンプ場の最大の魅力は事前予約不要というところ.最近しばらくのアウトドア人気で,ここ本栖湖キャンプ場のように立地に優れたキャンプ場は何週間も前からキャンセル待ち…というケースが少なくないなか,「今週末は天気よさそうだからキャンプ行きたいな」と思ったとき気軽に利用できるキャンプ場はとても貴重です.

事前予約不要となると「混雑のことを考えると安心して利用できないのでは?」という懸念もあると思いますが,比較的キャパシティに余裕のあるキャンプ場なので土曜日朝からチェックインすれば空きスペースを見つけるのは難しくありませんでした.また,利用してみた感じデイキャンプ利用も少なくなく昼過ぎや夕方前にチェックアウトしていくキャンパーを結構みかけたので,根気よく探しまわればいずれサイトを確保できるかと思います.

ぼくが利用したのは4月末でしたので,ゴールデンウィークや夏休み期間などのハイシーズンになるともう少しサイト争奪戦が熾烈になると思いますそのような時期は予約制のキャンプ場を利用するなど臨機応変に使い分けることをオススメします.

区画なしで自由なサイトレイアウトを楽しめる

本栖湖キャンプ場は全エリアがフリーサイト.しかもフリーサイトでよく見かける芝生サイトではなく林間サイトという少し珍しいタイプ.つまり区画の広さを気にせずテントやタープを設営でき,かつ芝生サイトほど隣サイトを気にする必要がない(皆さん木々を避けてサイト確保するので,自然と隣サイトと間隔が開くことが多い)といういいとこ取りのキャンプ場.

例えばぼくが持っているタープの一つであるスノーピーク「HDタープシールド・ヘキサ L Pro」(本当はMが欲しかったんですが会社の福利厚生制度で利用できるショップに在庫がなかった😭)は区画サイトだとロープが微妙にサイトからはみ出したりして利用しづらいのですが,ここなら余裕をもって設営可能です.

言うまでもありませんが節度をもったサイト設営を心がけましょう.公式サイトでもテント・タープ大型化により想定しているテント数が張れない旨が呼びかけられています.

道を挟んで本栖湖でウォーターアクティビティを楽しめる

冒頭で書いたように本栖湖キャンプ場は湖畔サイトではなく林間サイトなのですが,道路を一本渡ればすぐ本栖湖の湖畔にアクセス可能.湖畔まで手軽に行くことができるにも関わらず,湖畔サイトの弱点である強風・突風を回避できるところもGoodですね.

ただしキャンプ場自体が広いので奥のほうに設営すると5分-10分ほど歩きます.また湖岸とを隔てている道路はそれなりに交通量があるため,小さいお子さん連れだと少し心配に感じるかもしれません.

4月という水遊びにはまだ早い時期でしたが,ウインドサーフィン,スタンダップパドル,釣りなど,皆さん思い思いにウォーターアクティビティを楽しんでいました.見ていると,本栖湖キャンプ場に日帰りでチェックインし,キャンプ場を拠点としてウインドサーフィンやカヤッキングを楽しんだのち夕暮れあたりに撤収という使い方をしている人も多いようです.

…と言いつつ僕はウォーターアクティビティやらないので,かわりに車載してきたロードバイクで本栖湖一周してきたのですが💧 ちなみに本栖湖一周するだけなら1時間かからず完走できます.

本栖湖キャンプ場のイマイチなところは?

未造成のキャンプ場のためサイト確保時に要注意

本栖湖キャンプ場利用時の注意点として,土地造成という意味ではあまり手の入っていないキャンプ場であるがゆえにサイト確保時には気をつけたほうがよいです.例えばですが…

  • 窪地に設営したため,予想外の降雨によってサイトが水浸しに
  • 傾斜地に設営してしまい,思ったよりサイトの使い勝手がよくなかった
  • 周囲をあまり見ずに設営したところ,他サイトの車両出入り口を塞いでしまった

あたりは気をつけておかないと初心者キャンパーは割と引っかかりそうな感じがしました.特に最後のミスは,他人の迷惑になってしまうので回避したいですね.皆が通路沿いに設営していれば問題ないのですが,混んでくるとそうもいかず奥まったところまで車両が入り込むので,気をつけておきましょう.

残りの2つはまあ本人が困るだけなのですが,水浸しのサイトでキャンプするのは本当に惨め(むかしボーイスカウトで経験済)なので,降雨の可能性があるときは水捌けなど注意したほうがよい.そういう意味では若干ながらも経験者向けのキャンプ場といえるかもしれません.

本栖湖キャンプ場で過ごした4月の一日をご紹介

チェックインとテントサイト確保

この日(2021年4月24日)はキャンプ友とキャンプ行こうぜという約束だけして,お互いにキャンプ場の予約どころか行きたいキャンプ場のリサーチすらマトモにしていないという体たらくだったため,予約なしで利用できる本栖湖キャンプ場へ.

マックスバリュ富士河口湖店で買出しを済ませたのち朝10時頃にチェックインしたのですが,管理棟近くや通路沿いのサイトはぼちぼち埋まり始めているかな…というところ.とはいえ奥のほうまで行けばまだまだ空きスペースは十分にある状態で,湖岸とを隔てる道路沿いに2人で使うには少し贅沢なくらいのスペースを首尾よく確保することができました.

いつもどおり相方はテンマクデザインの大炎幕を,ぼくはスノーピークヘキサタープLとスノーピークFAL3を設営.このキャンプ友とキャンプするときはタープをリビングスペースとして利用し,焚火するときは大炎幕のフラップを火の粉避けとして利用させてもらうかたちでキャンプしています.(山岳向けのFAL3は背丈が低いので小川張りするまでもなくタープ下に突っこんでます)

ロードバイクで本栖湖を一周

昼食を終えたところで相方が昼寝すると言い出したので,まあそんなこともあろうかと車載してきたロードバイクで本栖湖一周の旅に出発.ぼくはローディとしては相当な亀(遅い自転車乗りのことだよ)なので2時間くらいはかかるかと思っていたのですが,写真を撮りながらのんびり走っても1時間ちょいで走りきってしまい,ちょっと拍子抜け.

精進湖朝霧高原のほうまで足を伸ばしてもよかったのですが,体力・時間的に少し心配だったので本栖湖一周したところで満足して帰還.わざわざロードバイクなんてガチなもの持ってこなくとも,折りたたみの小径車でも簡単に走りきることができるので自転車を持っているかたは是非.

本栖湖サイクリングコースについてこちらで詳しく写真を紹介しています

夕暮れの本栖湖岸を散策して夕食

ちょっといい感じに体を動かしたところでぼくも昼寝することに.起きたときには既に夕方前だったので火起こしを焚火マニアである相方に任せて湖畔の散策へ向かいました.ちょうど本栖湖対岸の稜線に日が落ちる頃合いで,たくさん繰り出していたウインドサーファーたちが続々と岸に戻ってきていました.

しばらく湖岸で夕日を眺めながらのんびり.皆さん夕食に忙しいのか思ったほど人はおらず,薄く茜色に染まってゆく湖面の景色を独占めという贅沢な時間を楽しむことができたのはラッキー.

夕食には手軽に作れるチキンジャンバラヤ(トマト入りバージョン)を作りましたが,炭ではなく焚火で調理したせいもあってか米の炊き具合にムラができてしまい失敗作に.スキレットの炊き込みご飯は何度か作っていますが簡単に調理できる反面,火力が安定しないと炊きムラができやすいのが弱点ですね.

本栖湖キャンプ場の感想

ということで,いかがでしたでしょうか.
芝生キャンプ場ではないフリーサイトのキャンプ場ということで,気をつけるべきところもありますがデイキャンプで使ってよし,ソロキャンプで使ってよし,ペアキャンプで使ってよし,グループキャンプで使ってよし,しかも予約不要という使い勝手を誇る優れたキャンプ場.

なによりも,控えめな土地造成やどこか古びた施設など「昔ボーイスカウトをやっていた頃に使ったキャンプ場」という趣きが感じられるところが個人的には気に入っています.昭和の香りとでもいうべきでしょうか(僕がボーイスカウトやってた頃はとっくに平成になっていましたがw).

ここ本栖湖をはじめとした富士五湖はキャンプ場激戦区で,本栖湖キャンプ場の他にも選択肢が沢山あるのでキャンプ場選びには頭を悩ませるエリアですが,予約不要・林間キャンプ場・湖畔へのアクセス良好・フリーサイトという特徴を兼ね備えるキャンプ場は数少ないと思います.これらキーワードの組合せに惹かれた方は本栖湖キャンプ場を利用してみてはいかがでしょうか.

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