
こんにちは。steamc1awです。本日はあみあみ×AMAKUNIより発売の1/7スケールフィギュア『PHANTASY STAR ONLINE 2 es 涼風のジェネ』の写真をお届けします。
商品名 | 涼風のジェネ[サマーバケーション] |
作品名 | PHANTASY STAR ONLINE 2 es |
発売時期 | 2025年1月 |
メーカー | あみあみ×AMAKUNI |
デザイン | Nidy-2D- |
原型製作 | 横田健 |
彩色 | 星名詠美 |
サイズ | 全高 約260mm |
価格 | 23,100円 (税込) |
原作は、以前別のフィギュアで紹介した『PHANTASY STAR ONLINE 2 es』です。このキャラクターもNidy-2D-氏によるデザイン。デザイナー起点でのフィギュア化商品でしょう。同じくAMAKUNIによる『PHANTASY STAR ONLINE 2 es 蒼海のアネット』とセットで同時発売されました。


このジェネはファンタシースターオンラインシリーズの中でも屈指の人気キャラクターとなっており、コトブキヤからプラモデル含めて複数の立体化商品が発売されているほか、以前紹介した『ファンタシースターオンライン2 es ホルシード』のソル・インターナショナル、バニーガールフィギュアメーカーとして有名なフリーイングからもフィギュア商品が出ています。水着フィギュアだけで本商品含めて4バージョン出ているはず😅

フィギュア全体像とプロポーション
それでは全体像から参りましょう。
ポージングに若干のアレンジが加えられていたアネットに対して、こちらのジェネは、明るい表情で敬礼している元絵どおりのポージングで立体化。スラッとしつつも健康的な肉付きや、ダイナマイトなバストも元絵から変わっていませんね。
肌はAMAKUNIの「Smooth Skin」加工による仕上げ。通常のフィギュア商品とは一線を画す、すべすべした肌触りとなっています。見た目のほうは、イラスト通り美白肌でありつつも適度な血色感があり、自然な仕上がりです。
ディテール : 顔まわり
悩ましげな表情の「アネット」と異なり、ハキハキした笑顔で立体化。先ほど触れたように敬礼のポーズをとっていますが、笑顔もあって堅苦しさはなく軽い挨拶というイメージですね。まっすぐ正面を向いたシンプルな表情ということもあり、左右上下どの角度からみても破綻のない造形です。
パッチリした瞳はグリーンで、アネットとは色が異なりますが、よく見てみると瞳の模様は共通点が多い。細かいですがハイライトとしてオレンジ色が入っているほか、ツヤツヤした光沢感が目立つプリントとなっています。パッチリさを引き立たせるためのシャドウ部分は、まつげが細部までしっかり描かれており圧巻の情報量。







髪の毛は黄金色のツインテール。敬礼のポーズにあわせてテール部分が本人からみて右に靡いており、しっかり動きが感じられる造形です。一方で、アネットの三つ編みヘアほど毛束の彫り込みへの拘りはみられないかな。
毛色は黄金色ですが、陰影をつけるためにグラデーション塗装が随所に施されています。黄緑色のハイライトカラー部分も含め、塗装は非常にきれい。頭部の前後パーツのかみ合わせ部分も、パーティングラインが目立たないよう丁寧に仕上げられていますね。







アクセサリー類は少なく、マグネットで着脱可能なベレー帽と、ツインテールの髪留めにもなっているメカパーツ。頭部に「被さる」サイズであるアネットのベレー帽と異なり、ジェネのベレー帽は「乗せる」サイズなので、マグネット式になっているのは納得です。




ディテール : 衣装と胴まわり
スクール水着にセーラー襟のついたノースリーブシャツという、アネットとお揃いのスタイル。スクール水着部分はバスト下までしか覆っておらず、バストはノースリーブシャツで隠すという実用性を無視したデザイン。アネットも同じデザインですが、あちらと異なりジェネの場合はシャツがバストを覆いきれていないので、この不思議なデザインがより目立ちます。
うっすらとシャツが透けているような肌色塗装も施されていますね。






セーラー襟のネイビーと白の塗り分けは、塗装のはみ出しやガタつきが出やすい箇所ですが、きれいな仕上がり。アネットでは、水着のフリルのシワ部分に白の滲みがみられましたが、ジェネはアネットと比べてフリル部分のシワが深く入っていないためか、特に気になる箇所はみられません。
ウエスト部分は、ボンキュッボンな抜群のプロポーションが魅力的。はち切れそうなバストと、肉付きのよい太ももが目立つフィギュアですが、腕やウエストまわりは細いんですよね。腹部は体のラインにあわせた凹凸と、それにあわせた塗装の濃淡による立体感があり、単調になりがちな水着フィギュアながらも色々と工夫がこらされています。






体正面はタイトな水着がピンと張ったような造形、塗装ですが、背中側にはポージングにあわせたシワが入っています。セーラー襟の背中部分には、台座と同じ、花を模したような模様が入っていますが、調べても詳細は不明。所属組織の記章か何かかな?




ディテール : 脚まわりと台座
水着フィギュアなので非常にシンプル。足を交差させて、つま先立ちをしたポーズとなっています。むっちりした健康的な太ももや、ふくらはぎのラインが見どころで、Smooth Skin加工の所為かさらっとした質感。不自然な美白肌ではなくしっかりとした肌色ですが、ハイライトなどは控えめです。
膝頭を強調するように凹みがありますが、膝頭の左右はわかりますが、上下を囲むようにこんな筋入るもんなのか?🤔ここはなんだか違和感があります。







靴・台座はジェネとお揃いのデザイン。靴はデッキシューズのイメージでしょうか。台座は彩色見本では透明なプラ台座でしたが、製品版では浮環 (ふかん、要するに浮き輪) をイメージしたような白と紺の円形台座が付属。





まとめと感想
ということで、AMAKUNIより『PHANTASY STAR ONLINE 2 es 涼風のジェネ』のご紹介でした。
セットで同時発売されたアネットと同じく、クオリティの高いフィギュア。私は水着フィギュアはあまり趣味ではありませんが、彩色見本からの劣化がないところなど含めて、ツッコミどころのない商品です。AMAKUNIはフィギュア界隈では定評のあるブランドですが、さすがの出来栄えとしか言いようがありません。
先にレビューしたアネットと比べると、わかりやすい笑顔など、個人的にはこちらのジェネのほうが好みでしょうか。特にフェイスパーツの出来はとてもよくて、水着フィギュアでなければ手元に置いておきたいと思える出来です。

定価は23,000円ほど。アネットと同様に、クオリティの高さを考えると納得感ある価格だと思います。とはいえセットで購入すると高価格帯のフィギュアに手が届いてしまうので、そこをどう考えるかですね。
これもアネットと同じなのですが、2025年の7月現在、大手ホビーショップでは未開封の中古品が18,000円ほどで売られています。在庫も潤沢にある様子。水着フィギュアが好きな人なら揃えてみるのもアリじゃないかと思います。
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